日本有数の高山地帯!中部地方の国立公園の見所と楽しみ方

高山が集まる中部地方の国立公園では、本格的な登山はもちろん、夏の避暑や冬のスキー、温泉など観光客に人気のスポットも盛りだくさん!公共交通機関を使って美しい高山を眺められるスポットもあるので、登山をせずに楽しみたい人にもおすすめですよ。今回はそんな中部地方の国立公園の見どころをたっぷりご紹介します!

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選ばれし自然景観!日本の国立公園とは

日本の国立公園は自然景観の美しさ・自然を楽しめる利便性などいくつかの厳しい基準をクリアして初めて認定される、国イチオシの観光スポット。国が保護管理するエリアでありながら、土地所有権と関係なく区域を指定するため、公園内に居住する人口が多いのも特徴です。これは連邦政府が公園内のほとんどの土地所有権、資源保全を受け持つアメリカと大きく異なる点といえます。

日本の国立公園は、自然を保護し風景を楽しみつつ、温泉や登山、アクティビティ、そして歴史文化に寄り添う観光スポット。
 
本記事では、中部地方にある5つの国立公園の見所と楽しみ方をご紹介!それぞれの地域の特色を知って、次回の旅行の参考にしてくださいね。
 

スノーモンキーにも会える!上信越高原国立公園

面積 148,194ha / 年間利用者数 約2,203万人

上信越高原国立公園は、谷川岳、苗場山、草津白根山、四阿山 (あずまやさん) から浅間山に至る広大な公園です。大岩壁がそびえる谷川岳、火山の浅間山や草津白根山など、変化に富んだ山岳景観が楽しめるため、多くの登山客が訪れます。

また、山の恩恵は登山だけではありません。山々の中腹からふもとにかけては湖沼や湿原が点在する高原が広がり、夏でも涼しいことから避暑地としても高い人気を誇ります。特に軽井沢は、日本国内有数の高原リゾート地。サイクリングやアウトレットモールでのショッピングもできます。周辺にある万座温泉、草津温泉、四万温泉など複火山が育んだ多くの温泉とともに、爽やかな夏のひと時を楽しめますね。

冬になれば、海外でも知られている「スノーモンキー」も、この上信越高原国立公園内の地獄谷野猿公苑で出合えます。世界で唯一温泉に入る猿を間近で観察してください。

個性的な山容の山々と信仰を感じる!妙高戸隠連山国立公園

面積 39,772ha / 年間利用者数 約514万人

新潟県と長野県の県境に位置する妙高戸隠連山国立公園は、他の国立公園に比べると規模は小さいですが、個性的な山容の山々が大きな魅力。特に標高2,462mの火打山は紅葉スポットとして人気で、標高2,100m付近の高谷池に広がる高層湿原が赤く色づく様子は絶景です!

また、厳しい環境下で育まれた豊かな自然が残るこちらの国立公園には、戸隠山や飯縄山など、修験道の山として栄えた山岳信仰の盛んな地域が含まれます。圧倒されるほどの高さの杉の大木が並ぶ戸隠神社の奥社参道や、参道周辺に形成された門前町を歩けば歴史を感じることができます。

温泉を旅の目的とするなら、妙高山の麓の妙高高原温泉郷がおすすめ。7つの温泉地があり、5つの泉質、3つの湯色と多様な温泉が楽しめる珍しいスポットです。中でも燕温泉は最も高い標高(約1,100m)に位置しており、乳白色の温泉が特徴で、野天風呂も人気があります。

日本を代表する傑出した山岳風景とライチョウに出合う!中部山岳国立公園

面積 174,323ha / 年間利用者数 約832万人

中部山岳国立公園は、白馬岳、立山連峰の剱岳・立山、穂高連峰の槍ヶ岳、乗鞍岳など標高3,000m級の高山で構成される山岳公園です。切り立った岩壁や険しい渓谷といった荒々しい自然だけでなく、可憐に花咲く高山植物や、高山帯で繁殖する鳥・ライチョウも見どころ。夏まで雪渓が残っているので、残った雪と高山植物を同時に楽しむこともできます。本格的な登山に挑みたい方も満足できる場所です。

「本格的な登山はできないけれど、美しい山岳風景を眺めたい!」という方には、上高地がおすすめ。標高1,500mに位置する山岳リゾート地で、梓川の清流に掛かる河童橋や澄んだ湧き水が満ちる幻想的な池など周辺の散策が楽しめます。

また、新穂高温泉から西穂高岳の登山口を結ぶロープウェイでも、手軽に絶景を眺めることができます。終点の西穂高岳口駅屋上の展望スペースから見える北アルプスの山並みは壮観ですよ!
道路の両脇にそびえる雪の壁が有名な立山黒部アルペンルートも、公園内の人気山岳観光ルートです。

高山植物が彩る信仰の山!白山国立公園

面積 49,900ha / 年間利用者数 約91万人

ツキノワグマ、ニホンカモシカ、イヌワシといった大型野生鳥獣が生息する白山国立公園。自然性の高い国立公園であることから、ユネスコエコパークにも指定されています。公園内には、最高峰の御前峰 (2,702m)、大汝峰 (2,684m)、剣ヶ峰 (2,677m) といった高山がそびえ、標高1,600m以下の山麓にはブナを中心とした原生的な自然林が広がり、自然環境が保たれています。

白山国立公園の大きな特徴は「白山信仰」が続いていること。白山は、独立峰で周りに高い山がないため麓の各地方から仰ぎ見ることができ、その存在は古来都があった近畿地方の人々にも知られていました。冬の白山は約6億tもの積雪があると推定され、純白に姿を変えます。その威厳に満ちた姿は人々から信仰の対象として崇められていました。また、雪に覆われた白い姿は海からの目印にもなり、神の山として崇拝されてきました。

白山の山頂は修行の到達点と考えられ、修行僧が登る起点となった三つの地域には、現在も白山比咩神社 (石川県)、長滝白山神社と長瀧寺 (岐阜県)、平泉寺白山神社 (福井県) が残っています。

歴史ある伊勢神宮と人々の生活に寄り添う山と海!伊勢志摩国立公園

面積 55,544ha / 年間利用者数 約845万人

三重県中央部に位置する志摩半島とその周りに広がる伊勢志摩国立公園。この国立公園内にある伊勢神宮は、約2,000年の歴史を誇る神社で、その神秘的な雰囲気から訪日観光客にも人気のスポットです。

伊勢志摩国立公園は大きく2つのエリアに分かれていて、一つが伊勢神宮と背後に広がる自然豊かな森林を中心とした内陸、もう一つが複雑な地形の海岸線が広がる海沿いのエリアとなっています。海沿いでは真珠の養殖も盛んに行われ、高品質の真珠のアクセサリーはお土産に大人気!

また公園内の居住人口が多いのもこの国立公園の特徴。手軽に観光しながら、地域の文化や自然にふれることができます。

まとめ

高山ならではの絶景が堪能できる中部地方の国立公園。高山植物や雪渓など本格的な登山者が楽しめる風景はもちろん、ケーブルカーや交通機関を使えば登山をしない観光客が手軽に絶景を楽しめるスポットもたくさんあります。
火山の恵みによる温泉や、今も信仰が息づく寺社仏閣も併せて訪れながら、中部の国立公園を堪能してくださいね。 

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ikumiwatanabe
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