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山、海、湖が織りなす北国の絶景!北海道の国立公園の見所と楽しみ方

日本一の面積を誇る北海道は、その面積の約7割が森林地帯で自然豊かな場所です。北海道には、火山活動によって生まれた山々の絶景や日本最大の湿原など、スケールの大きな自然が楽しめる国立公園が6つもあり、その美しさは日本を代表する絶景と言っても過言ではないでしょう。今回は、北海道にある全ての国立公園の見どころと楽しみ方をご紹介します。

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選ばれし自然景観!日本の国立公園とは

日本の国立公園は自然景観の美しさ・自然を楽しめる利便性などいくつかの厳しい基準をクリアして初めて認定されます。国が保護管理するエリアでありながら、土地所有権と関係なく区域を指定するため、公園内に居住する人口が多という特徴もあります。日本の国立公園は、自然の風景を楽しみつつ、温泉や登山、自然を堪能できるアクティビティ、そして現地の歴史文化などにも寄り添える、国イチオシの観光スポットです。

本記事では、北海道にある6つの国立公園の見どころと楽しみ方をご紹介。それぞれの地域の特色を知って、北海道旅行プランの参考にしてはいかがでしょうか。

多様な固有種の花が咲き誇る!利尻礼文サロベツ国立公園

面積:24,166ha/年間利用者数:約57万人 

利尻礼文サロベツ国立公園は、利尻島、礼文島、サロベツ原野の3つのエリアから構成され、山岳、お花畑、海食崖、湿原、海岸砂丘など多様な風景を誇る公園です。公園のシンボル的存在である利尻山は、標高1,721m・外周約60kmの山で、その姿がまるで富士山のように見えることから、利尻富士と呼ばれています。その荒々しい岩肌と海岸からそびえたつ姿は、まさに公園のシンボルにふさわしい存在と言えるでしょう。

利尻島・礼文島対岸の北海道側に広がるサロベツ原野は、6,000年もの長い時をかけてできた日本最大級の湿原。植物の残骸が蓄積した泥炭地には、100種類以上の花が咲き乱れるサロベツ原生花園や、大小合わせて約170から成る湖沼群など、さまざまな自然景観が広がります。

また、利尻島の北西約8kmに位置する礼文島には、レブンアツモリソウやレブンコザクラ、レブンウスユキソウなど、さまざまな固有種や高山植物が生育し、「花の浮島」の愛称で親しまれています。足元に目を向け、ここでしか見られない花々を観察してみてはいかがでしょうか。

広大な自然が広がる利尻礼文サロベツ国立公園では、人との接触が避けられるため、安心して過ごすことができますよ。

野生生物が数多く生息する!知床国立公園

面積:陸域38,954ha 海域22,353ha/年間利用者数:約165万人

知床国立公園は、火山活動や流水によって形成された雄大な知床連山を背景に、海や森、川、そして野生生物が共存する貴重な国立公園です。これら多くの自然と生態系とのつながりが評価され、2005年に知床の自然は世界自然遺産として登録されました。

知床では、陸上哺乳類36種・海生哺乳類22種の生息が確認されています。中でも、知床を代表する動物と言えば、「ヒグマ」です。日本最大の陸上動物であり、知床半島には少なくとも200頭以上といると推測され、これは世界的にみても非常に多い生息数です。他にも絶滅危惧種であるシマフクロウやオジロワシなどの猛禽類も生息しています。現地を訪れた際は、知床の自然の中でのびのびと暮らす生物を観察してみましょう。ソーシャルディスタンスが十分に保てる遊歩道が完備されているので、接触面でも安心ですよ。

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日本最大のカルデラ!阿寒摩周国立公園

面積:91,413ha/年間利用者数:約340万人

阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園は、日本最大とも言われるカルデラ(火山活動のよって生まれた凹地)地形を基盤としています。千島火山帯の活動によってできた阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ湖を中心とし、火山や森、湖が織りなすさまざまな自然景観を誇ります。

公園は大きく阿寒地域と摩周(川湯)地域の2つのエリアに分けられます。阿寒地域では、雄阿寒岳や雌阿寒岳、その周辺に広がる阿寒湖などの美しい景色を楽しむことができますよ。摩周(川湯)地域には、世界有数の透明度を誇る摩周湖や、周囲の峠や山から一望できる雄大な屈斜路湖などが広がります。自然が生み出したスケールの大きなの美しさを、ぜひ肌で感じてみてくださいね。

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日本最大の湿原!釧路湿原国立公園

面積:28,788ha/年間利用者数:約43万人

釧路湿原国立公園は、北海道東部を流れる釧路川と、その支流を抱く日本最大の釧路湿原、湿原を取り囲む丘陵地からなる公園で、水平に連なる広大な絶景が魅力です。

ほぼ手つかずの自然の中には、哺乳類39種、鳥類約200種、爬虫類5種、両生類4種、魚類38種、昆虫類約1,100種など、さまざまな動物が生息しています。特に国の特別天然記念物であるタンチョウは、一時期は絶滅したと考えられていましたが、保護活動により絶滅をまぬがれ、現在は釧路湿原を中心とする北海道東部などで見ることができます。

北海道最高峰の旭岳がそびえる!大雪山国立公園

面積:226,764ha/年間利用者数:約490万人

大雪山国立公園は、北海道の央部に位置し、北海道最高峰と称される旭岳(2,291m)を主峰とする大雪火山群と十勝岳を主峰とする十勝岳連峰、石狩岳連峰などの山々で形成されている公園です。加えて、北海道を代表する石狩川と十勝川の源流地域をも含み、別名「北海道の屋根」と言われるほど大きな存在感を放っています。

大雪山国立公園の周囲に連なる山々の多くは、標高2,000m前後ですが、緯度が高いため本州の3,000m級に匹敵する厳しい高山環境を有しています。そのため山麓部では、エゾマツやトドマツを主体とした針葉樹と広葉樹、標高が高いところでは、針葉樹林やダケカンバ林など、さまざまな高山植物が見られます。大雪山国立公園では、利用者が集まりやすい密な場所を標したマップを作成し、Webサイトで情報を公開しています。事前に確認しておけば密を避けて安心して公園散策を楽しむことができるでしょう。

活発な火山活動が見られる!支笏洞爺国立公園

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面積:99,473ha/年間利用者数:約1070万人

支笏洞爺(しこつとうや)国立公園は、支笏湖と洞爺湖の二大カルデラ湖を中心とし、火山である羊蹄山や有珠山、樽前山などで形成された公園です。火山活動のひとつである、多種多様な温泉や硫気の吹き出す現象を見ることができ、『生きた火山の博物館』と呼ばれています。これらの貴重な火山群は、洞爺湖有珠山ジオパークとして日本で初めて「世界ジオパーク」に認定されました。

約3万2000年前の火山活動によって誕生した支笏湖は、最大水深360mと日本で2番目に深い湖です。寒冷な気候に加え、土砂が流れてくることが少ないため、日本有数の透明度を誇っています。訪れた際は、ぜひ間近でその美しさを堪能してください。

行ってみたい北海道の国立公園はありましたか?大昔から育まれてきた貴重な自然を、ぜひ自身の五感で感じてみてください。きっとその美しい大スケールの風景に心も体も癒されることでしょう。

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ライター紹介

misaki
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東京生まれ東京育ち。最先端なものに興味があります。グルメ、ファッションなど今流行りことならお任せください。
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