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冬の寒さ対策法!昔ながらの暮らしの知恵が詰まったアイテム7選

日本には、古くから用いられてきた伝統的な防寒具が多数あります。現在でも使用されているものも多いので、冬に訪れるならぜひ体感を。手軽に購入できるものから、お店や宿などで体験できるものまで7選をご紹介!

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日本の冬について

全国的に寒さが厳しい日本の冬。1月から2月の最も寒い時期に訪れるなら、厚手のコートやダウンジャケットが必要。マフラーや手袋などの防寒具も必須です。日本海側を中心に多くの場所で雪が降り、なかには世界有数の豪雪地帯も。住宅事情はというと、部屋全体をあたためる暖房が取り入れられるようになったのはつい最近のことで、昔ながらの日本家屋は暖房がないのが普通でした。そんな暮らしのなかで寒さを乗り切るために生まれた日本伝統の道具には、昔の人々の知恵がたくさんつまっています。





1. 携帯カイロ

「カイロ」とは化学反応による発熱や、熱を蓄える素材を内蔵したハンドウォーマーのこと。江戸時代(1603年〜1867年)、あたためた石を布でくるみ懐に入れていた「温石」がルーツだと言われています。現在は空気に触れると発熱する鉄粉が不織布などの袋に内包された使い捨てタイプが主流。手に持ったりポケットに入れたりできる携帯型のほか、衣服の上に貼ったり、靴の中に入れたりして身体をあたためられるものなど、種類豊富。コンビニやドラッグストアなど、さまざまな場所で購入できます。









2. こたつ

日本の家庭で愛されている「こたつ」。ヒーター付きの枠組みに専用の布団をかぶせて天板をのせた、テーブル型の道具です。局所的にあたたかい空間をつくり、そこに足や体を入れて暖をとります。500年以上の歴史があり、古くは炭を熱源としていましたが、今は電気式のものが主流。リビングなど家の中心となる場所に置かれ、みんなでこたつに入って食卓を囲んだり、テレビを見ながらくつろいだりします。こたつ付き客室のある宿もあるので、体験してみたいという人はぜひ探してみてくださいね。





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3. 湯たんぽ

「湯たんぽ」は、500年以上前に中国から伝わった生活道具です。金属や陶器、プラスチックなどでできた容器に熱湯を入れタオルや布で包むことで、じんわりと心地よいあたたかさが長時間続きます。就寝前に冷えた布団のなかに入れておけば、朝までポカポカ快適。電気を使用しないので経済的に暖をとることができます。生活用品・雑貨を扱うお店のほか、大型ドラッグストアや100円ショップなどで購入できることも。









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4. 囲炉裏

竪穴式住居の時代(約1万6千年前)には既に存在していたといわれる「囲炉裏」。床や土間の一部を四角く切り込んでつくった炉で、暖をとるほか、炊事にも使用されていました。現代の住居で囲炉裏のあるところは少ないですが、昔ながらの日本家屋ではリビングに相当する場所に設けられています。囲炉裏をかこんで食事ができる料理店や、ロビーに囲炉裏を設けて客人をもてなしてくれる旅館、古民家宿など、実際に体験できるスポットもありますよ。









5. 火鉢

灰を入れ、炭火をいけて暖をとる「火鉢」。床を切り込んでつくる囲炉裏に対して、こちらは床の上に置いて使用できるのが特徴。今ではあまり見かけなくなりましたが、1000年以上もの長い歴史があり、炭が主な燃料であった100年ほど前までは広く親しまれてきました。暖がとれるほか、やかんをのせて湯を沸かしておけば加湿も可能。簡単な調理にも利用できるすぐれものです。現在も骨董品店などで購入することができますが、一酸化炭素が発生するので使用の際はこまめに換気するようにしましょう。









6. どてら

着物よりひとまわり大きく、足首あたりまである丈の長い羽織りもの。全体に綿が入っていて、江戸時代ごろから室内での防寒用に重宝されていました。最近では腰あたりまでの丈の短い上着に綿を入れたものを指すこともあります。普段から着ている人は少なくなりましたが、現在でも布団屋やホームセンター、呉服屋などで購入可能。温泉宿などで浴衣(湯上がりや夏に着る和服)の上に羽織る防寒着として用意されていることも。





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7. 手ぬぐい

洗った手をぬぐったり、体を洗うのに使ったり、ものを包んだりと、現在もさまざまな用途で使用されている「手ぬぐい」。広く普及した江戸時代には、スカーフのように首に巻いたり、頭巾の上から手ぬぐいを巻いたりして、首元から冷気が入り込むのを防いでいました。専門店や雑貨店などのほか、100円ショップでも購入可能。いろんな柄があるので、お気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。









いかがでしたか?観光中に使えるカイロや手ぬぐいなどは、余分に買ってお土産にすれば喜ばれるかも!?寒い時期ならではの文化に触れて、日本を満喫してくださいね。



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