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世界に誇る「WAGYU」のヒミツ!日本全国ブランド牛10選ご紹介!

今や世界からも注目を集めている日本の和牛。日本が誇る絶品グルメの一つとなっています。今回は、知られざる和牛の秘密と、北海道から沖縄まで、日本全国の人気和牛を10選ご紹介します。

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和牛とは?

まず「和牛」の定義についてご紹介します。「和牛」と似た言葉で「国産牛」という言葉がありますが、この二つは似ているようで全く異なる意味を持っています。国産牛は、その牛の出生地が海外であっても、ある一定の期間日本で育てられ、かつ育てられた土地がある基準を満たしていれば「国産牛」となります。しかし、和牛の場合は、明治時代(1868年~1912年)以前から日本で独自の基準をもって交配、または育てられた牛のみを指します。現在日本で和牛として認められている牛の品種は4品種のみとされ、その中でも「黒毛和牛」が日本の和牛の9割を占めています。





1. 白老牛 (北海道)

北海道の白老町で育てられた白老牛。白老町は気候の関係上、畑作には適さない土地とされていました。そこで、白老町と気候が似ている島根県の山間部で黒毛和牛の生産が盛んであることに注目し、黒毛和牛の生産をスタートさせたことが、白老牛の誕生のきっかけとなりました。白老牛は北海道で初めて生産された黒毛和牛で、60年以上の歴史をもち、現在では年間で約1,400頭の出荷数となっています。やわらかく深いコクとまろやかな味が特徴です。





2. 米沢牛 (山形県)

日本三大和牛の一つとされる米沢牛。米沢牛として認められるには、山形県置賜地方の3市5町で育てられた牛、米沢牛銘柄推進協議会が認定した飼育者により育てられた牛などいくつかの認定条件があり、それをすべてクリアした牛が米沢牛として認められます。キメの細かい霜降りが、口の中に入れた瞬間トロけだし肉の旨味を存分に味わうことができます。





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3. 葉山牛 (神奈川県)

農林水産大臣賞を5年連続受賞したことのある葉山牛。神奈川が誇るブランド和牛です。出荷数は年間で約160頭と少なく、神奈川や東京へと出荷されることが多いため、地方で葉山牛を味わうことは難しいかもしれません。葉山牛はエサに特徴があり、米やおからを加熱発酵させたものを使用し、食べたときの甘みや、やわらかな肉質を実現しています。





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4. 近江牛 (滋賀県)

和牛の中でも圧倒的な歴史をもつ近江牛。その歴史は400年以上にもなるとされています。近江牛は、霜降り度が高く、芳醇な香りややわらかい肉質、そしてとろけるような美味しさが特徴です。年間の出荷数は約5,000頭とかなり多く、日本の和牛として人気が高いことが分かります。





5. 飛騨牛 (岐阜県)

自然豊かな岐阜県で育てられた飛騨牛。飛騨牛として認められる条件は、岐阜県内で14か月以上飼育されていることや、肉質等級が5級4級3級いずれかに分類される上質な肉質を持っていることなどです。いずれの級にも分類されない牛は「飛騨和牛」と呼ばれるそうです。多くの条件を満たした牛は「飛騨牛」としてラベルが交付されます。飛騨牛は、霜降りのキメが細かく、口の中でとろける触感が特徴です。





6. 松坂牛 (三重県)

日本の三大和牛としても有名な松坂牛。日本のみならず海外の方からも人気の高い和牛です。ある農家では、最高の松坂牛を育てるために、牛にビールを飲ませ血行を促進させたり、皮下脂肪を均一にするためにマッサージをしたりと独特な育て方をしているそうです。また一頭一頭に部屋を割り与え牛に快適な環境にしているそうです。松坂牛は、肉質がやわらかく脂肪が早く溶け出すため胃がもたれにくいとも言われています。





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7. 神戸牛 (兵庫県)

古くから神戸のグルメとして国内のみならず海外の人からも愛されてきた神戸牛。あのアメリカのオバマ前大統領も来日の際に、神戸ビーフが食べたいとリクエストしたほど。兵庫県で生産された但馬牛からとれる肉の量が一定の基準を満たした肉を神戸牛と呼びます。他にも神戸牛には厳しい選定条件があり、霜降り度合いが一定の数値以上であることや、肉質のキメの細やかさやしまり具合も厳しくチェックされます。キメが細かく甘みのある赤身が特徴です。





8. 佐賀牛 (佐賀県)

全国トップクラスの品質である佐賀牛。佐賀県の穏やかな気候や美しい水、澄み切った空気の中で育てられた牛は、赤身がやわらかく、風味の香る脂肪が特徴です。佐賀牛の定義は2番目に厳しく、肉質等級が5級または4級以上であることや、BMS(霜降り度合いを表す数値)がNo.7以上の数値であることなどが条件とされ、それ以外は「佐賀和牛」に分類されます。





9. 宮崎牛 (宮崎県)

30年以上の歴史がある宮崎牛。5年に1度開催される和牛のオリンピックで、宮崎牛は見事、3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞したこともあるほど和牛界では価値のある和牛とされています。宮崎牛は、口の中でさっぱりと溶ける肉質や、滑らかな舌触りと芳醇なコクでありながらもしつこさを感じないところが特徴です。日本が誇る宮崎牛をぜひ味わってみてください。





10. 石垣牛 (沖縄県)

第26回主要国首脳会議(沖縄サミット)の晩餐会にて、メインディッシュとして提供されたことがある石垣牛。各国の首脳たちが、石垣牛の深い味わいと良質な肉を絶賛しました。現在では月平均で30頭から40頭ほどの石垣牛がセリで取引されていることから、人気度が高まっていることが分かります。地元の人だけでなく観光客からも愛される石垣牛をぜひご堪能ください。





日本の和牛は、生産者からたくさんの愛情をもらい育ち、いくつもの厳しい条件をクリアし、良質な和牛として多くの方に愛されています。今や、日本が誇るグルメとなった和牛。その美味しさをぜひご堪能ください。



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