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これを知っておけば安心!日本の漢字(飲食店編)

日本を訪れたら、行く先々で見るであろう文字「漢字」。同じ漢字圏の方でも、日本では意味が違っていたりして困るケースも多いはず。そこで今回は、日本の飲食店でよく使われる漢字をジャンル別にご紹介します!

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1. 料理の分量を表す漢字

▼大(だい)・中(ちゅう)・小(しょう)▼
飲食店では「大」は量が多めなこと、「小」は少なめなことを意味します。「中」はその中間、あるいは標準的な量のこと。たとえば量多めのライスを「ライス(大)」のように書きます。

▼並(なみ)▼
普通であるという意味をもつ漢字。飲食店ではたいてい料理の分量が普通ということを表現し、「中」と似たような意味で使われます。

▼大盛り(おおもり)▼
食べ物を容器にたっぷりと盛ること。ラーメン屋や牛丼屋などでよく使用される漢字で、単に「大」と書く場合と同じく量が多めなことを意味します。

▼おかわり自由(おかわりじゆう)▼
同じ料理や飲み物を無料で追加注文できること。ライスや漬物などが「おかわり自由」なお店は少なくありません。





2. メニューを表す漢字

▼お品書き(おしながき)▼
そのお店が提供する料理やドリンクを書き並べた一覧のこと。「御品書」と表記されることもありますが、意味は同じです。

▼献立(こんだて)▼
コース料理などで料理の内容や順序を記したもののこと。お店によっては「お品書き」と同じ意味で用いられる場合もあります。





3. メニューのランクを表す漢字

▼松(まつ)・竹(たけ)・梅(うめ)▼
本来は植物のマツ・タケ・ウメを意味する漢字ですが、等級を表現する際にも使用されます。一般的には「松」が最高ランクで「竹」が2番目、「梅」が3番目。コース料理のメニューで「松コース」、「竹コース」、「梅コース」と書かれたりします。

▼上(じょう)・特上(とくじょう)▼
「上(じょう)」は普通より高いランク、「特上(とくじょう)」はそのさらに上のランクを示す漢字。たとえば焼肉店で「ロース」、「上ロース」、「特上ロース」などのように「上◯◯」や「特上◯◯」と書かれます。また普通のランクを「並」と表記するお店も。

▼特選(とくせん)▼
特別にすぐれたものとして選び出したものという意味。メニューで「特選◯◯」といった形で表記されることが多く、◯◯の部分には素材名などが入ります。





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4. ラーメン屋でよく見る漢字

▼替玉(かえだま)▼
ラーメンのスープやトッピングはそのままで、麺だけをおかわりするシステムのこと。麺を全部食べきっても食べ足りない場合に注文しましょう。

▼豚骨(とんこつ)・醤油(しょうゆ)・味噌(みそ)▼
「豚骨ラーメン」、「醤油ラーメン」、「味噌ラーメン」のように「◯◯ラーメン」と表記されることが多い漢字。それぞれ豚骨のダシベース、醤油ベース、味噌ベースのスープであることを意味しています。

▼葱(ねぎ)・味玉(あじたま)▼
「葱」は野菜のネギのことです。「味玉」は、醤油などをベースに作ったタレに浸し、味付けした玉子のこと。どちらもラーメンの定番トッピングです。

▼背脂(せあぶら)▼
豚の背中部分の脂身のことで、スープの味にコクや風味を出すために使用されます。





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5. よくある調味料を表す漢字

▼一味(いちみ)▼
「一味唐辛子」の略称で、トウガラシの実を乾燥させてすりつぶした粉末状の調味料のことを指します。ピリッとした辛さが特徴。うどんや牛丼などに辛みをプラスしたいときに使います。

▼七味(しちみ)▼
「七味唐辛子」の略称。トウガラシを中心に、7種の薬味・香辛料を混ぜ合わせた調味料を意味します。7種の内訳は山椒やゴマ、陳皮(成熟したミカンの果皮)など、メーカーによって様々。「一味」がシンプルに辛みをプラスするのに対して、「七味」は豊かな風味や香りが特徴です。好みに応じて使い分けましょう。

その他、塩(しお)、胡椒(こしょう)、砂糖(さとう)などお馴染みの調味料の漢字も覚えておくと日本語メニューを見た時に味のイメージがしやすいでしょう。





6. 味の濃さを表す漢字

▼濃いめ(こいめ)・普通(ふつう)・薄め(うすめ)▼
料理が「濃いめ」であるとは、味付けが強めなこと。逆に普通より味があっさりしている場合は「薄め」、中間くらいなら「普通」と表現します。ラーメン店では、スープの味を「濃いめ」、「普通」、「薄め」のどれにするか客が選択できる場合もあります。





7. 辛さを表す漢字

▼ピリ辛(ぴりから)▼
トウガラシや胡椒が効いていて、舌がピリッとする辛さのこと。お店によって程度は異なりますが、一般には「ちょっと辛い」ことを表すときに使われます。

▼中辛(ちゅうから)・大辛(おおから)・激辛(げきから)・超激辛(ちょうげきから)▼
辛さの程度を表す漢字。右側に行くほど強い辛さを意味します。「激辛」や「超激辛」は非常に辛いことが多いので、苦手な方は注意してください。





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8. 料理を選ぶときやオーダーするときに使う漢字

▼料理(りょうり)▼
英語のdish、cuisine、cookingなどを意味する漢字。お肉をメインに使用した料理は「肉料理」、日本独特の料理は「日本料理」といったように、素材や国・地域名と組み合わせた「◯◯料理」という表現がよく使われます。

▼食べ物(たべもの)・飲み物(のみもの)▼
英語のfood・drinkのことです。たとえば「飲み物メニュー」はドリンクメニューのこと。また「食べ放題(たべほうだい)」は料理を、「飲み放題(のみほうだい)」はドリンクを、定額で好きなだけ楽しめるシステムを指します。

▼注文(ちゅうもん)▼
店員に料理やドリンクを依頼すること。お店によっては各客席にタッチパネルが置かれていて、ディスプレイの「注文」と書かれたボタンを押してオーダーできる場合もあります。

▼定食(ていしょく)▼
メインとなる料理をライスやスープなどとセットにしたメニューのこと。焼肉がメインなら「焼肉定食」のように、多くの場合「◯◯定食」と表記されます。

▼名物(めいぶつ)▼
その土地の名産品のこと。飲食店によっては、そのお店の人気料理を指すこともあります。メニューに「名物」と書いてあったら、ぜひ注文してみてくださいね。

▼お薦め(おすすめ)▼
飲食店によっては、メニューに「お薦め」と書かれたコーナーがあったり、料理名が「お薦め◯◯」と表記されていることがあります。これはお店が推薦する料理やドリンクを意味する漢字で、メニュー選びの参考になりますよ。





9. 会計するときに使う漢字

▼会計(かいけい)▼
代金の支払いのこと。店内に「会計」と書かれた目印があれば、そこが支払場所です。

▼お釣り(おつり)▼
会計の際に、代金より多く支払ったときに戻ってくる差額のこと。レシートに記載されているのを目にすることがあると思います。

▼両替(りょうがえ)▼
貨幣を、額の等しい別の貨幣に替えてもらうこと。たとえば「1,000円札を100円玉10枚に両替してもらう」といった場合に使用します。

▼無料(むりょう)▼
料金を払わなくてよいこと。たとえば「トッピング無料」は、トッピング料金が不要なことを表現しています。





10. その他の漢字

▼お手洗い(おてあらい)▼
トイレのこと。そのほか「化粧室(けしょうしつ)」、「便所(べんじょ)」と表記するお店もあります。

▼喫煙席(きつえんせき)▼
煙草を吸ってよい席のこと。喫煙禁止の席は「禁煙席(きんえんせき)」と表記されます。

▼税込(ぜいこみ)▼
消費税を含んだ値段のこと。メニューには「◯◯円(税込)」などと書きます。逆に消費税を含んでいない場合は「税別(ぜいべつ)」や「税抜(ぜいぬき)」と表記します。





いかがでしたか?日本を訪れる際にはぜひ漢字について予習して、スムーズな観光を楽しんでくださいね。



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