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【2018年版】日本の歴史を感じよう!人気のお城ランキング20選

日本のお城は、神社やお寺と並ぶ定番観光スポット。でもどんな見所があるのかわからない、という方も多いのでは?そこで今回は人気のお城トップ20(出典:トリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング 2018」)をご紹介し、それぞれの魅力や特徴をお伝えします!

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日本の城とは

日本の「城」とは、古代から近世に築かれた外敵の侵入を防ぐ軍事施設のこと。領主の住居や政庁などを兼ねていた場合もあります。古くは堀や柵などを備えた簡単なものが主流でしたが、時代が下るにつれ城内の建造物も多様化。特に16世紀ごろからは、高層建築「天守(天守閣)」が各地で建てられるようになりました。1867年以前から現在まで存在している天守は12城のみで、「現存天守」と呼ばれる貴重な文化財。そのほか再建された天守も多数あり、人気を集めています。

お城ランキング・トップ20!

20位 郡上八幡城(岐阜県)

「郡上八幡城」は、450年以上の伝統を有するお城。現在の天守は1933年に建てられた日本最古の木造再建天守で、小規模ながら「日本で最も美しい山城」ともいわれています。訪れるなら11月上旬から中旬ごろがオススメ。周囲に植えられた約100本のもみじが真っ赤に染まり、夜間にはライトアップも催されます。

入場券:大人(高校生以上)310円、小・中学生150円





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19位 勝連城跡(沖縄県)

沖縄はかつて「琉球」と呼ばれていた地。日本とは異なる独自の文化が育ち、お城も「グスク」という特殊な造りをしています。その内の一つ「勝連城」は12世紀から13世紀ごろに築かれたもので、世界文化遺産の一つ。高さ100mの丘陵上に位置し、石垣などに区画された4エリアが階段状に配置されているのが特徴です。紺碧の空と海を見渡せるビューポイントとしても人気。城郭内の案内板のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、外国語(英語、中国語、韓国語)の音声ガイドを受けられます。





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18位 竹田城跡(兵庫県)

「竹田城」は1441年から1444年ごろ、標高約354mの古城山山頂に築かれたお城。東西約100m、南北約400mの規模を誇り、石垣が完存している貴重な遺構です。雲海が発生するスポットとして有名で、9月下旬から4月上旬の早朝、運が良ければまるで城が雲の上に浮かぶような絶景に出合えます。朝来山に位置する「立雲峡」からの眺めがオススメ。

観覧料金:大人(高校生以上)500円、中学生以下無料





17位 肥前名護屋城跡(佐賀県)

「肥前名護屋城」は、天下統一を成し遂げた武将・豊臣秀吉(1537年~1598年)によって1591年に築かれたお城です。面積は当時国内第2位を誇る約17万平方メートル。周辺は日本の政治や経済、文化の中心として機能していたといいます。しかし秀吉の死後、城内の建物は全国各地へと移築。広大な敷地内は現在、自然の緑があふれていて、石垣や天守台跡だけが往時の巨城の姿をしのばせます。





16位 名古屋城(愛知県)

「名古屋城」は日本三大名城の一つ。秀吉の死後に天下統一を果たした武将・徳川家康(1543年~1616年)の命によって、1609年ごろに築かれました。現在の天守は1959年に再建されたもので、屋根の上で金色に輝く飾り「しゃちほこ(頭部は竜や虎、全体は魚に似た空想上の生き物)」が全国的に有名。天守内部は工事のため閉鎖中(2022年まで)ですが、日本の近世城郭御殿の最高傑作の一つ「本丸御殿」など様々な見所があります。

観覧料:大人500円、中学生以下無料





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15位 山中城跡(静岡県)

「山中城」は1558年から1570年ごろ、当時関東地方で強大な権勢を有していた武家・後北条氏によって築かれたお城。東西1.7km、南北2.6kmの規模を誇りましたが、1590年に秀吉らの大軍に攻められ落城。現在はツツジやアジサイ、スイレンなどの植えられた優美な公園として整備されています。遠方に富士山を望む見晴らしの良いスポットとして人気。かつての後北条氏の武士たちも、この景色を眺めたのかと思うと歴史のロマンが感じられます。





14位 彦根城(滋賀県)

「彦根城」は1604年の着工から20年近い年月をかけて築かれたお城です。国宝・天守は、貴重な現存天守の一つ。変化に富んだ数々の破風(屋根の三角形の部分のこと)を組み合わせた意匠が特徴的で、見る角度によって異なる美しさを呈します。例年、4月1日から4月20日ごろには花見、11月下旬から12月上旬には紅葉狩りスポットとしても人気。事前予約すれば、ボランティアによる外国語(英語、フランス語、中国語)ガイドを受けられます(ガイド1人につき交通費1,000円必要)。

観覧料金:一般800円、小・中学生200円





13位 皇居東御苑(旧江戸城本丸跡)(東京都)

家康が礎を築き、265年にわたって日本全国を支配していた武家・徳川家。その居城「江戸城」は、総面積約96万平方メートルもの巨大な規模を誇りました。現在、江戸城跡は天皇の住まう皇居となっていますが、一部は庭園「皇居東御苑」として一般公開されています。四季折々の草木が植えられた落ち着いた雰囲気の中、遺構が点在。特に天守台の石垣には、高さ日本一だった天守の姿がしのばれます。園内では毎週水曜日と土曜日の11:00 amと2:00 pmから英語によるボランティアガイドあり。





12位 高知城(高知県)

「高知城」は国内で唯一、天守を含む本丸(城の主要エリア)の建物ほぼすべてが現存するお城。15棟もの建造物が国の重要文化財に指定されていて、見所満載です。写真を撮るなら、「追手門」という門の前から天守を見上げるアングルが定番。また2017年に開館した「高知城歴史博物館」の展望ロビーも見晴らしが良くてオススメです。

高知城天守・懐徳館・東多門・廊下門の利用料:18歳以上420円、18歳未満無料





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11位 今帰仁城(なきじんじょう)跡(沖縄県)

「今帰仁城」は、14世紀に辺り一帯を支配していた王・北山王の居城だったグスク。沖縄最大級の規模を誇り、世界文化遺産に登録されています。美しいカーブを描きながら連なる石垣の城壁が見所。また標高約100mの高台に位置し、コバルトブルーの海原を見渡すこともできます。1月ごろに日本で一番早く咲く桜・カンヒザクラの名所としても人気。

観覧料:大人400円、小・中・高校生300円、小学生未満無料





10位 岩村城跡(岐阜県)

1185年に創築された「岩村城」は標高717m、全国的に見ても高い場所に位置するお城です。高低差180mという自然の要害を生かした堅牢強固な造りで、総延長約1.7kmに及ぶ雄大な石垣が現存。しばしば霧が発生し、周囲に幻想的な景色が広がることから、東洋のマチュピチュとも呼ばれています。そのほか、戦乱の世を懸命に生きた女城主「おつや」の物語が残る地としても人気。





9位 松江城(島根県)

「松江城」は1611年ごろに完成したお城。国宝にも指定されている現存天守が人気です。平面規模日本2位、高さ3位を誇り、黒を基調とした質実剛健な構え。鳥が羽根を広げたような雄壮な破風や、高さ約2mのしゃちほこなどの装飾が互いに調和して、美しい外観を織りなしています。最上階は、松江市街地や宍道湖(しんじこ)などを360度見渡せる絶好のビューポイント。毎週土曜日と日曜日には、英語などによる無料のボランティアガイドを受けられます。

登閣料:大人670円、小・中学生280円、外国の方330円





8位 備中松山城(岡山県)

「備中松山城」は、標高480mの臥牛山に位置するお城です。周辺はかつての戦略上の要所だった土地。1240年ごろから次第に山全域が要塞化し、難攻不落を誇りました。現在は現存天守を有する唯一の山城として有名。雲海の名所でもあり、まるで城が天空に浮かぶように見える絶景が広がることも。雲海発生時期は例年9月下旬から4月上旬、時間は明け方から8:00 amごろ。「備中松山城展望台」からの眺めがオススメです。

入館料:大人300円、小・中学生150円





7位 犬山城(愛知県)

「犬山城」は1537年に創建されたお城。木曽川沿いに位置し、背後を断崖に守られた実戦的な城郭構造をしています。最大の見所は、日本最古ともいわれる現存天守(国宝)。威風堂々とした外観の木造建築で、内部は築城当時の古木材が多く残る趣ある空間。最上階からは周囲の景色を一望できます。また、毎年8月に木曽川で催される花火大会の日は、打ち上げられた花火によって、お城が美しく照らし出されます。

入場料金:一般550円、小・中学生110円





6位 中城城跡(沖縄県)

世界文化遺産に登録されている「中城城跡」は、最も多くの遺構が原形を留めているグスク。太平洋や東シナ海を望む風光明媚な高台の上に位置しています。見所は、周囲を囲む城壁。「琉球石灰岩」という石を積んだ造りで、地形を巧みに生かした曲線が芸術的な美しさを織りなしています。毎年11月には、プロジェクションマッピングのイベントを開催。幻想的な光や音とともに沖縄の伝統芸能が披露されます。

料金:大人400円、中・高校生300円、小学生200円





5位 岡城跡(大分県)

「岡城跡」は断崖絶壁に囲まれた台地の上、実面積100万平方メートルもの広さを誇る城跡。1185年の築城とされ、難攻不落の天然要塞として名を馳せました。1594年ごろからは近世城郭の形に整備されて発展。しかし1874年に城内の建物すべてが取り壊されて、現在は石垣だけが往時の姿を現代に伝えています。敷地内には1,000本の桜が植えられていて、毎年3月下旬が見ごろ。舞い散る花の姿がこのスポットの栄枯盛衰と重なって、歴史のロマンが感じられるかもしれません。

入場料:高校生以上300円、小・中学生150円





4位 松本城(長野県)

「松本城」は1504年に築かれたお城。1593年から1594年ごろに建てられた天守が現存し、国宝に指定されています。大天守や櫓(やぐら)を5棟連結した複雑な構造をしていて、外観は華美な装飾を排した無骨な雰囲気。背後にそびえる雄大な山々に、黒と白のコントラストがよく映えます。城内にはほかにも、格調高い門「黒門」など見所満載。忍者や侍の衣装をまとった「おもてなし隊」との記念撮影も人気です。

国宝松本城天守(本丸庭園内)観覧料:大人610円、小・中学生300円、小学生未満無料





3位 松山城(愛媛県)

「松山城」は、1602年から4半世紀もかけて築かれた名城。松山市中心部、標高132mの勝山に位置し、ロープウェイやリフトでアクセスできます。一番の魅力は、1854年に再建された現存天守。日本最後の完全な城郭建築として、高い完成度を誇ります。内部では、侍の甲冑を身につけたり、刀に触れたりする体験が可能。最上階からは、麓に広がる市街地や、遠く瀬戸内海に浮かぶ島々などを見渡せます。

松山城天守観覧券:大人510円、小学生150円
ロープウェイ・リフト往復券:大人510円、小学生260円
※小学生未満の子どもは大人1名につき2名まで無料





2位 二条城(京都府)

世界文化遺産「二条城」は徳川家の京都拠点だったお城。一時期は皇族の離宮だったこともあるほど、格式の高いスポットです。最大の見所は、国宝「二の丸御殿」。当時の文化・美術の粋を結集した6棟の建造物群です。徳川家の権勢を誇示するかのような絢爛豪華な装飾の数々は必見。特に屋内には3,000面以上の障壁画が遺されていて、そのうち1,016面が国の重要文化財に指定されています。

入城料金:一般600円、中・高校生350円、小学生200円、小学生未満無料





1位 姫路城(兵庫県)

映えある第1位は、世界文化遺産「姫路城」。名実ともに日本を代表する名城です。一番の見所は、何といっても国宝に指定されている現存天守。大天守と3つの小天守が「渡櫓」という櫓で連結され、日本最大の規模を誇ります。壁面は白で統一され、晴れの日にはまばゆいばかり。まるで飛び立つ白鷺のような姿から、「白鷺城」とも呼ばれています。その美的完成度は、国内の木造建築の中でもトップクラス。また天守以外にも櫓や門、石垣が良好に保存されていて、日本独自の城郭構造が最もよく表現されているのも魅力です。無料のボランティア外国語ガイドあり。

入城料:大人(18歳以上)1,000円、小・中・高校生300円、小学校就学前無料





いかがだったでしょうか?今回ご紹介した以外にも、熊本のシンボル「熊本城」や、北海道・函館の「五稜郭」など名城はまだまだたくさんあります。日本を訪れる際には、ぜひ一度お城にも足を運んでみてくださいね。



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