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旅行の前に知っておくと安心。日本のトイレ事情

旅を快適に過ごすのに絶対欠かせない要素、それは安心してトイレに行けること。今回の記事では、旅行前に知っておきたい「日本のトイレ事情」をご紹介します。

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トイレがある場所

日本では、公共スペースに設置されているトイレは基本的に誰でも利用できます。主には、空港や駅、新幹線、商業施設など。観光スポットや公園、コンビニやスーパーマーケットにも設置されているところが多いです。また、特急など長距離を走る電車や、高速バスにもトイレが設置されている場合があります。
いずれも、トイレの使用料やチップは不要、無料で利用できるのも特徴。ただし、場所によっては、施設利用者のみの使用に限定していたり、そのお店で商品を買わないと利用できないなどの場合もあるので、利用前にはひとこと声をかけるのがベターです。

※公園の公衆トイレ例

 

トイレの案内表示

日本では、トイレの案内表示はひとつではなく、設置場所に合わせた複数の種類が存在します。

トイレを表す図形サイン

さらに、文字だけでなく、イラストや図を組み合わせたサインもポピュラー。大抵は「男性用」・「女性用」がわかりやすいよう、色と図で区別して示されています。こちらも複数のデザインが存在するので、迷わないように従業員などに訊いてみることをおすすめします。

トイレの種類

日本のトイレの種類は大きく分けて3つあります。

和式トイレ

日本に昔からあるタイプのトイレ。便器をまたぎ、しゃがんだ姿勢で使用します。近年では減少傾向にありますが、公衆トイレや古い建物の施設では、このタイプが設置されているところもあります。

洋式トイレ

一般家庭でも公衆トイレでも、もっとも多く使われているポピュラーなタイプ。便器に腰掛けて使用します。画像のようなタイプの場合はフタを上げて使用しますが、最近ではフタが無いデザインも増えています。

多機能トイレ(優先トイレ)

一般の方も使用できますが、主に「車いすの方」・「オストメイトの方」・「乳幼児連れの方」が優先的に利用できるトイレのこと。スペースが広く、手すりや流し台、乳幼児のオムツ交換台(ベビーシート)などが設置されています。

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トイレの使い方とさまざまな機能

では実際に、トイレをどんな風に使ったら良いかを説明します。

水を流す方法

日本では、使い終わったトイレットペーパーは必ず便器の中に落とし、汚物と一緒に洗浄してください。洗浄方法は複数あり、タンク式トイレの場合はタンク横のレバーハンドルを回す・ひねる方法、タンクなしトイレの場合はレバーハンドルを下げる方法が一般的です。さらに、壁面にボタンや、手をかざすと反応するセンサーが設置されているタイプや、便器から立ち上がるだけで自動で洗浄するものもあります。

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温水洗浄&暖房機能

日本のトイレの多くに設置されている温水洗浄機能。主には、局部を洗う・乾かす目的で使用し、水圧・温度が調節できるのが一般的です。また、便座を温める暖房機能も付いています。これらを操作するには、便座本体の側面または壁面などに設置されたボタンを使用してください。

トイレ擬音装置

日本のトイレの多くには、排泄音を消すために流水音を流す「擬音装置」が付いています。音を鳴らすには、手をかざすと反応するセンサー式・ボタン式・自動感知式などが一般的です。

その他

そのほかにも、日本のトイレにはさまざまな機能があります。主には、オムツ替えの際に赤ちゃんを寝かせて使う「ベビーシート」、ストッキングの交換や子どもの着替えに便利な「フィッティングボード」、保護者がトイレを済ませるまで一時的に子どもを座らせておく「ベビーチェア」など。
また、手を洗う洗面ゾーンもいろいろな種類があります。近年では、水栓も石けんも自動で出るセンサー式が多く、乾燥は風で水滴を吹き飛ばすタイプのエアータオルが一般的になりました。

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注意すること

日本のトイレは、世界的に見てもとても清潔に保たれていることで有名。誰もが快適に利用できるようにこまめな清掃が行われ、使用者もマナーを大切にしています。ここでは使用する際に注意したい点をまとめました。

守りたいマナー

まず、トイレットペーパー以外のもの、例えばティッシュや生理用品、ガムなどのゴミは詰まってしまうので決して流さず、トイレ内に設置されているゴミ箱に捨ててください。また、トイレ内での喫煙は火災報知器が作動しますのでNGです。
また、場所によっては、トイレ内で気分が悪くなった方のために緊急用のボタンがついている場合があります。「緊急」・「呼出」などの文字が書かれていますので、洗浄ボタンと間違えないようにご注意くださいね。

※「緊急」・「呼出」ボタン例

日本の最新トイレ

最後は日本の最新トイレ事情をご紹介します。
個室に入るだけで、便座の開閉、脱臭・除菌、使用後の洗浄といった一連の流れを自動で行うものや、使う時だけ温度を瞬時に調節する節電機能、少ない水で効率よく洗浄する節水機能などの省エネタイプが年々増えています。さらなる安心・快適な利用のために、最先端技術を駆使して日々進化を遂げているのです。

この記事に掲載されている情報は、公開時点のものです。

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